ジャニオタの就活日記〜現場は通常営業〜

2018年卒、私立文系四年制大学在学中のいちジャニオタの就活日記です。3年生のときは、就活中って全然現場行けなくなる…就活ほんとやだ……と恐れていた私ですが、意外にも現場は通常営業。月に1回は確実に何かしらの現場に足を運んでいました。そしてバイトも週に1回は行っていました。そんな感じで就活を続け、なんだかんだやりたい仕事ができる企業に内定を頂けました。自分は他の就活生に比べて意識は高くなかったので、大して参考になるかはわかりませんが、これから就活を迎える方にとって、少しでもこの記事が参考になれば、幸いです。非常に長いのですが、どうぞお付き合いください。

それでは、私の就活を時系列に沿って振り返りたいと思います。




【3年生8月〜3月の解禁前まで】
初めて就活に片足を突っ込んだのが夏のインターンシップ。8月に1day、9月に2dayのインターンシップに行きました。私はなんとなくインターンシップに行ってみましたが、正直インターンシップは行っても行かなくても、どっちでもよかったかな〜と思いました。別に、3月解禁してから面接で「インターンシップに参加しましたか?」と聞かれたことは一度も無かったので。でも、企業研究、業界研究にはなるので多少の行く価値はあると思います!

現場はたくさん行った。夏はEXシアターに通い、えびコン、エイトも行った。10月はジャニフワで大阪へ日帰り、12月はエイト、ジャニアイ、そしてWESTでクリスマスは大阪へ。これが私の通常営業です。1月もジャニアイ、WEST。2月はWESTで名古屋へ日帰り。

12月頃からSPIの勉強に全く手をつけてないことに少し焦る。でも、そんなことより現場!!学校の授業で手一杯!と自分に言い訳をしながら、結局2月2周目あたりからSPIの参考書をようやく開く。私本当にSPIの勉強しなかった。一応簡単な問題集を一冊、一周した程度。でも、この程度の勉強で筆記で落とされることはそんなになかったように思う。でも、2社だけ筆記がダメだったのか…?と思ったのがあるので、できることなら早めにSPIの勉強をすることをオススメします(笑)

こんなわけで解禁前に就活をしたのは、夏のインターンシップ、2月からSPIの勉強、そして2月に1dayのインターンシップに1社だけ参加しました。あと、大学の説明会にはちょこちょこ参加したくらい。
それくらいです。この調子であっという間に3月に突入。



【3月、就活解禁〜説明会&セミナー漬けの毎日〜】
私が志望していたのは金融業界。"金融業界はスタンプラリー"と聞いていたので、とにかく説明会&セミナーにたくさん行った。毎日何かしらの説明会&セミナーに足を運んだ。1日に2社はしごすることもしばしば。とにかく動き回っていました。とはいっても、土日の説明会&セミナーは行かなかった。土日は休むか、必ずバイトをしていた。私はバイトが息抜きになったので、就活中も続けて良かったと思っている。というか、こんなに現場行ってて、バイトしないとお金がなくなる(笑)
あとは、1度キャリアセンターに行って、今後よくES(エントリーシート)で書くことなる自己PRとガクチカ(学生時代に力を注いだこと)を自分で書いてみて、添削してもらった。

現場は、ジュニア祭りに2回行った。



【4月〜説明会&セミナー&ES提出&面接、もう大変〜】
私は4月が1番忙しかったように思う。説明会&セミナーに毎日足を運びながら、ES提出締め切りに追われる日々。webテストもやらねばならない。そして、こんなにも説明会&セミナーに参加すると、なんとなく自分はこういう仕事に魅力を感じてるのか、とわかってきた気がした。志望度が高い企業のESは、またキャリアセンターで添削してもらった。実は、添削してもらいながら、なんか上手くES書けない…と落ち込んでしまった。落ち込むの早いぞ自分。
4月は8社くらいにESを提出した。そして、早い所は4月後半から面接が始まった。あと、キャリアセンターが開催していた面接練習を予約し、2回参加した。面接練習をやって、少し自信がついたから、これはやってよかったなと思った。結果的に、4月に面接をした会社は2社あるのだが、どちらも通過できた。

現場は、急遽お友達に誘われて、滝沢歌舞伎に行った。(軽率)



【5月〜意外と暇〜】
5月は説明会&セミナーに行くこともかなり減り、面接に集中した。ESは4月にいっぱい出したので、3社くらいしか出してない気がする。面接は基本6月から解禁なのだが、意外と5月から面接を始める企業も多い。5月から、3社面接が始まった。4月から受けていた企業も進み、5月は計8回面接した。
なんと恐ろしいことに、私は5月に1回だけしかセミナーに足を運ばなかった。今思えば、ここでもう少し新たな会社の説明会やセミナーに参加しておけば良かった。この後悔の原因は後に詳しく説明する。
面接は、実は上手く行っていた。だから、私は今選考受けているところのどこかしらで決まるだろう、と安易に考えていた。一次で不合格は1社、それ以外は二次に進み、最終までこぎつけたのが2社。

実は、初めて受けた面接の会社から5月後半、内々定を頂いた。正直、そこは練習で受けたつもりでやりたい仕事ではなかったし、親や親戚、パートさんにもそこで働くのを反対された。だから全然気は抜けなかった。でも、なんかこんなにポンポンと上手くいってしまってて、「あれ?意外と就活ってそんなに大変じゃない…」と思ってしまった。だかしかし、後に私は痛い目を見る。

現場は、実はじわじわとハマり始めていた志尊淳くんの舞台に1度足を運び(まさかの就活中に新たな出会い)、安田くんの舞台「俺節」にも行った。
あと、ゴールデンウィークは就活が何もなかったので、クリエに足を運び、2日間当日券に並んでみた。外れたけど(笑)ジャニオタのお友達にも会えて満喫したゴールデンウィークだった。



【6月〜人生最大の絶望を味わう〜】
6月、面接解禁。とは言っても、私は5月からそこそこ面接を受けていたから、特に解禁したのか、とは思わなかった。1周目、週に5回面接。新たに面接が始まった会社は4社。
実はさっそく私はミスを犯す。6月になって初めての面接、気合を入れて会社に足を踏み入れた。だかしかし、私はどうやらwebテストを受け忘れ面接を受けられなかった。ばーーーか自分!でも、正直そんなに志望度が高くなかった会社だから、まぁいいや、と思っていた。

とある会社の面接にて、私は始めてかなり落ち込む。かなり自己PRを深掘りされ、あたふた。ちょっと怖い面接官だった。撃沈。
そして、こんな目にあった翌日。実は私が1番行きたい会社の最終面接だった。切り替えたつもりだった。特に落ち度はない面接をしたつもりだったから、行けると信じていた。

しかし、この会社から連絡はこなかった。人生最大の絶望を味わったの、ここです。正直、最終まで進んだし、もうこの会社に決められると思っていた。最終でも不合格になることはある、油断をするな。過去の自分に言い聞かせたいです。人生そんなに甘くないぞ。

もうすっかり自信を無くした私。その後1社だけ面接があった。ここが通過しなかったら持ち駒がゼロに。次は失敗したくない!と思い、私は気合を入れた。しかし、空回り。自分を良く見せようと考えながら面接をしてしまった。人事はわかるんですね、そういうの。

こんな目にあいながら、大学のゼミで自分の発表があるので、その準備もした。そして、こんな目にあってる最中、初めてのNEWSコンへ。怒涛のスケジュール。

でも、NEWSコンへいって本当に良かったと心の底から思っている。すっごいはしゃいだし、この時間だけは、現実逃避して嫌なことを忘れられた。NEWSコンの最後の曲で大号泣した私。落ち込んでいる自分の背中を押してくれるような、大好きな曲だった。「UR not alone」。私は本当にこの曲に励まされた。

怒涛のスケジュールを終え、ついに持ち駒がゼロに。自分の今の状況やばいって身に染みたある日、一日中家で落ち込んだ。ずっと泣いた。朝・昼とご飯を抜くくらいに落ち込んだ。この日から急激に食欲が無くなった。そして、この日は一日中これからどうするのかを考えた。そして、至った結論。

「7月まで就活を続けよう」

本当は6月中に終わらせたかったけど、それは諦めた。早く終わらせたら勝ちって訳ではない、納得いく会社に決めることが勝ちなんだと思った。
そして、今からでも説明会を開催している会社を探した。意外と多くの会社が今からでも選考をしていることに気づく。6月2周目から、6社説明会に足を運んだ。

決断し、まだまだ頑張ろう、と切り替え、久々に説明会に足を運んだ日。
説明会後、私のスマホに着信履歴があった。なんだろう、と掛け直すと、それは過去に受けていたとある企業(ここではA社と呼ぶ)からの電話だった。

「最終面接のご案内をしたいのですが。」

かなり驚いた。もうダメだと思っていたから。もちろん、与えられたチャンスは逃すまい、と最終を受けることに決めた。

そして、翌日。また、ESでダメだったのかと思っていた会社(ここではB社と呼ぶ)から面接の案内メールがきた。持ち駒が2社になった。希望の光が見えた瞬間だった。

私はやはり最終で不合格だったトラウマがあるので、その2社がダメだった場合も考え、説明会には引き続き参加した。

6月3周目、久々の面接(B社)。気持ちを切り替え、自分らしく話せた。その会社からは通過連絡がきた。(しかし、二次止まり)

6月4周目、最終面接(A社)。もう失敗したくない、と思い心して挑んだ。手応えを感じた。

そして、A社から、最終を受けた当日に内々定の連絡を頂いた。やっと報われた。肩の荷が降りた。そして、これにて私の就活が終わることとなる。

現場は、先ほど挙げたNEWSコン。あと、また安田くんの舞台「俺節」を観に行った。


【やって良かったこと】

・支店訪問
金融業界に限った話なので特定の人にしか参考にはならないが、私は面接を受ける前に必ず1度
は支店訪問をした。そして、面接で志望動機を話す際に、支店訪問で感じたことを話していた。支店訪問の話をすると、面接官の反応も良かった気がする。だから、当初は面接が上手く行っていたと思いました。志望度が高いところは、大きい店舗と小さい店舗に行き、2回訪問した。

・大学のキャリアセンターを利用した
添削してもらったESは2社だが、その2つはESが通過したし、添削してもらうと、なんとなくこう書けばいいのか、とわかってくる。その後は添削してもらわなくても、ESで落ちることはなかった。面接の練習も自信に繋がった。

・たくさんプレエントリーした
もう、金融業界はほぼプレエントリーしたのではないか?と思うくらいにプレエントリーしました。(大げさ)たくさんプレエントリーしたらメールいっぱいくるし訳分からなくなるんじゃない?と思うかもしれませんが、私はたくさんやって良かったと思いました。その、持ち駒がゼロになったとき、過去にプレエントリーした企業から今からでも説明会をやってたり、ESを受け付けていたり、という情報がそこそこ来ました。それで、持ち駒が増えたので、絶望から少し解放されました。


【やれば良かったこと】
・SPIの勉強をもっと早くから始めればよかった

理想は、12月から始められるとよかったと思っている。

・5月も説明会に参加すればよかった
ご覧の通り、私は油断をして結局1度持ち駒がゼロになった。5月にも説明会に参加していれば、持ち駒がゼロという状況は免れただろう。面接をしながら、ほどほどに説明会にも参加するのが理想。

・自己分析
私が上手くいかなかったなと思った面接は、かなり自分のことを掘り下げられた時。ある経験に対して、この経験で1番大変だったことは?どうやってそれを乗り越えたの?何が1番嬉しかった?何に気をつけてそれを取り組んだの?とかあらゆる方向で面接官は質問してくる。もっと自己分析をしておけば、スムーズに答えられたかもしれない。

・他の業界にも目を向ければ良かった
私は、そこそこ給料も良い、福利厚生がしっかりしてて残業も無さそう、女性が活躍している、人と接する仕事だから、接客が好きな自分に合っている、とかなり好条件だったので金融業界だけを見ていました。でも、もしかしたら他の業界に目を向けたら、もっとやりたい仕事に出会っていたかもしれないと思った。最初からこの業界だけ!って絞らずにもっと広く見ておけば良かったかな〜と思います。

【ジャニオタで良かったこと】

・スケジュール管理能力
やはり、ジャニオタはいつが現場、いつが当落、いつ振り込み、いつCD・DVDが発売、など膨大なスケジュールを常に管理しているので、その経験が役立ったのかとも思う。就活は、いつまでにES提出、webテストをやる、この時間帯が空いてるからこの会社の説明会に行く、この時間帯で面接を入れる、とか、日々のスケジュール管理がかなり大事!

・行動力
たくさん説明会に足を運んだり、支店訪問に行ったり、積極的に行動できたのは、すぐ遠征に行ったりコンサートに行ったり、そういう行動力が役立ったと思っている。

・文章力、思いを伝える力
私は日々Twitterや、たまにこうやってブログを書いたり、自分の思ったことを文章にしている。こういう経験は、ESで文章を書いたり、自分の思いを伝える必要がある面接で、多少は役立ったのかと思う。

・辛い時はジャニーズのことを考えて頑張れる
なにより、これに尽きる!!辛い時は、ジャニーズの曲を聴いて元気をだし、たまには現場に足を運んではしゃいで現実逃避!!〇〇くんかっこいい〜♡と考えている時間が1番楽しい。私はジャニーズが生き甲斐なので、生き甲斐であるジャニーズのことを考えるだけで就活を頑張れたと思っている。


以上!長くなりましたがいちジャニオタの就活日記でした。自分の就活が成功したとは思っていませんが、この日記が少しでも誰かの役に立てることになると嬉しいです!

それでは、私は夏も元気に楽しく現場へ!!🌻